アメリカとイランを巡る中東情勢の緊迫化により、世界の株式市場は大きく揺れています。
SNSでは
- 「戦争だから株は終わり」
- 「コロナショックの再来」
など極端な意見も多く見られます。
しかし、相場を見るときは過去のショックと比較することが重要です。
この記事では
- コロナショック
- トランプ関税ショック
- 今回の米イラン戦争
この3つを比較しながら
今回の株安がいつまで続く可能性があるのか
を整理します。
今回の株安の原因は「戦争」よりも原油
今回の市場の中心テーマは
単純な戦争ではありません。
市場が一番警戒しているのは
原油価格の急騰です。
整理すると構造はこうです。
中東緊迫
↓
原油価格上昇
↓
インフレ再燃懸念
↓
金利上昇懸念
↓
株安
つまり今回は
地政学リスク+インフレショック
という複合型の下げです。
結論|今回の下げはコロナ型ではない
まず結論から。
今回の下げは
コロナショック型ではありません。
むしろ近いのは
トランプ関税ショック型
です。
ただし
原油が高止まりすると少し長引く
可能性があります。
コロナショックとの違い
コロナショックの特徴
2020年のコロナショックは
S&P500
約34%下落
(33日)
という
史上最速級の暴落
でした。
理由はシンプルです。
世界中で
- ロックダウン
- 経済停止
- 企業活動停止
が起きたからです。
つまり
経済そのものが止まった危機
でした。
しかしその後
- 大規模金融緩和
- 財政出動
によって
5ヶ月で最高値更新
という異常な回復を見せました。
今回は経済停止ではない
今回の中東情勢では
- 世界経済は止まっていない
- 企業活動も継続
- 消費も継続
つまり
経済危機ではない
という点が重要です。
市場が警戒しているのは
エネルギー価格上昇によるコスト増
です。
トランプ関税ショックとの比較
関税ショックの特徴
2025年のトランプ関税ショックでは
関税発表
↓
株急落
↓
関税停止
↓
株急騰
という
政策ヘッドライン相場
でした。
実際
S&P500
1日 +9.5%
Nasdaq
1日 +12%
という
歴史的な反発も起きました。
今回もニュース相場
今回の相場も
- 戦況
- 原油
- 外交
このニュースで
毎日上下しています。
つまり
一直線に暴落する相場ではない
可能性が高いです。
3つのショックの違い

今回の株安はいつまで続くのか
結論は
原油次第です。
そのため3つのシナリオで考えるのが分かりやすいです。
シナリオ①(本命)
1〜3週間で落ち着く
最も可能性が高いのは
短期ショック
です。
理由
- 原油市場はまだ構造危機を織り込んでいない
- 紛争の長期化はまだ確定していない
この場合
今回の下げは
関税ショックに近い
動きになります。
シナリオ②
1〜2ヶ月の調整
もし
- 原油100ドル突破
- ホルムズ海峡混乱
が長引くと
株式市場は
景気減速を織り込み始めます。
この場合
株価調整は
1〜2ヶ月
続く可能性があります。
シナリオ③
数ヶ月の調整(低確率)
最悪のケースは
- 原油150ドル
- 物流停止
- インフレ再加速
この場合
スタグフレーション懸念
が強まり
相場は長期調整になります。
ただし
現時点では
そこまで市場は織り込んでいません。
株安が長引く条件

投資家が見るべき3つのポイント
今回の相場で重要なのは
たった3つです。
① 原油価格
一番重要です。
特に
100ドルライン
ここを
- 超えるか
- 定着するか
が分岐点です。
② ホルムズ海峡
世界の原油の
約20%
が通過します。
ここが詰まると
原油価格は急騰します。
③ 米景気
もし
- 原油高
- 景気悪化
が同時に起きると
株にはかなり厳しいです。
過去ショック比較

まとめ
今回の株安は
コロナショック
のような
経済崩壊型ではありません。
むしろ
関税ショック型
に近い相場です。
現時点の整理
本命
1〜3週間
長引く場合
1〜2ヶ月
ただし
最終的に相場を決めるのは
原油価格
です。
つまり
今回の相場の本丸は
戦争ではなく
エネルギー価格
ということです。
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