※この記事は、
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この記事は、積み立てNISAの口座開設後に資産を移す決断ができずに悩んでいた過去の自分に向けて書いています。
口座開設が完了したというメールが届いたのは、
平日の何でもない時間だった。
画面に表示された
「開設完了」の文字を見て、
ようやくスタートラインに立った気がした。
すぐに何かを買ったわけじゃない。
積み立て設定も、まだしていない。
最初にやったのは、
お金を動かすことだった。
日頃使っていた銀行口座の残高を確認して、
そのうちの半分を、
NISA用に用意した銀行口座へ移動させた。
全額ではない。
半分だけ。
生活費や、いざという時のお金は残す。
でも、何も考えずに眠らせておくお金を、
そのままにしておく気には、もうなれなかった。
振込金額を入力しながら、
少しだけ手が止まった。
今までなら、
「減らしたくない」という気持ちが先に立って、
きっと躊躇していたと思う。
それでも、今回は違った。
増えるかどうかよりも、
「分けて考える」ことのほうが大事な気がした。
生活のお金。
将来のためのお金。
同じ数字でも、
役割が違うだけで、
見え方はまったく変わる。
振込が完了して、
NISA用の口座に数字が反映されたのを見たとき、
大きな達成感はなかった。
ただ、
「ちゃんと準備している自分」がいた。
まだ積み立ては始まっていない。
実際に投資信託を買ったわけでもない。
それでも、
お金を動かしたという事実だけで、
自分の中のスイッチは確実に切り替わっていた。


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